私たちは結婚して、離れの借家からスタートしました。
その後、私たちがアパートに引っ越してから、義父母から「家を建てたらどうか」という提案を旦那さんにしてきたそうです。私は直接聞いていないのですが、持っている土地に建ててくれるという話だったそうです。赤ちゃんを連れて帰って来られるように、と。
旦那さんは三男でしたが、長男夫婦が田舎に帰ってくるか分からなかった為、私達に居て欲しい感じでした。
私も、建ててくれるのなら・・・と軽い気持ちでしたし、初めての出産が近づいてきていて、それどころではなかった時期でした。(義父母ときちんと4人で話し合っていればよかったと後悔しています)
私たちも、ずっとその地に住むと思っていたし、家を建てれば快適な生活ができるだろうと思っていたので、「ありがたい話だ」・・・なんて思っていたのんきな私!書いていて恥ずかしくなります💦
「あやふや」なまま建てた一戸建てによって、とんでもないことが!
出産後に帰って来られるようにと、急ピッチで家の工事が進みました。大きいお腹で地鎮祭などには参加しましたが、こちらは、建ててもらう側。そのころ流行った「カウンターキッチン」と「クローゼット」だけは欲しいことを伝え、あとはお任せでした。
いざ、出産を終え、長女を連れて新居へ。
そこで、早くも後悔の嵐・・・。いくら建ててくれるとはいえ、ほとんどお任せだったからいけなかったんです。一応間取りは確認しましたが、あまりこちらの意見は言えない立場です。でも、義父母の親戚の工務店だから、と安心していました。
しかし!住み始めるといろいろおかしな箇所が・・・
●「カウンターキッチン」は絶対条件だったが、カウンターキッチンとは名ばかりで、板が乗せてあるだけで面取りもされていない。
●「クローゼット」も名ばかりで、引き戸を開けると、ポールだけは設置してあるが、高すぎて背伸びしないと手が届かない。
●クローゼットの引き戸の扉がきちんと閉まらない。(水平じゃない!?)
●雪も多く寒い山奥なのに、二重サッシではなく、底冷えする寒い家。断熱材はどうなっているのか疑問に思うほど結露がひどい。虫(カメムシやムカデ、ヤスデなど)が大量に入って来る。
そして、いちばんの極めつけが・・・
●義父母が建ててくれたはずが、「若いうちは苦労したほうがいいから」との理由で、上手に私たちが家のローンを払うことにされてしまったということ!!
ローンの金額もすでに決まっていて毎月12万円!!事業用のローンなのか?期間が短くて毎月の金額が多いというものです。当時旦那さんのお給料が20万そこそこだったので、半分がローンなんてあり得ないことです!!「やられた~!!」って感じでした。さすがに、お給料を少し増やしてもらいましたが、毎月の家のローンを私たちが払う事にになったのでした。
この金額は本当に大変でしたが、「早くローンが終わるから」と自分に言い聞かせて、節約の日々を送ることになります。
義父母の親戚なので、欠陥住宅とは言わないけれど、不備の多い家。そして、毎月の高いローン。人生初の一戸建てはこのように後悔するものとなりました。
※後日、その親戚という工務店の人に、「クローゼットが変だから」と見に来てもらったのですが、「どこがおかしいのかね??」と逆に聞かれてしまい、、、諦めました( ノД`)
⇒「持っている人は持っている・・・」に続く・・・